長閑(のどか)の里八高線木のむら都幾川(ときがわ)
シャガの花と都幾山ハイキング

詳細地図はこちらから(JR東日本高崎支社提供)


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スライドショウの開始
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JR八高線「明覚駅」です。「関東の駅百選」に選ばれています。
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味わいがあっていいですね。
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スタッフ+地元ボランティアのミーティング中でした。
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ピンクの「ハナミズキ」です。
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白の「ハナミズキ」も春の暖かい日を浴びて。
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受付開始です。今年度からカード読取機により受付が自動化されました。
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チョッと色違いの「ハナミズキ」も。
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この地方の春の定番「シバザクラ」です。
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「ヤマブキ」でしょうか。
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暖かい春の日差しを浴びて「都幾山」を目指します。
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かなり長丁場の歩きです。ジットリと汗も滲んできて快調です。
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「花大根」の花の群生は至る所で見かけました。
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「スズラン水仙」と呼ぶのは別名で、本名は「オオマツユキソウ」といいます。
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何だか吸い込まれそうな森に見えませんか。
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「タチツボスミレ」の花です。
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「ハナニラ」の花です。嗅ぐとニラの匂いがするそうです。
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「桜山公園」に向かうやや急勾配な山道です。
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「慈光寺」目指して登ります。
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いわゆるこれが一般的な「スミレ」です。
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「青石板碑群(あおいしいたびぐん)」です。鎌倉時代に建立された供養塔らしいのですが。
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何とも長閑な山道だったので。
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「シャガ」の花です。
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周りは圧倒されるくらいの群生なんですよ。
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「シャガ」は漢字で書くと「箸莪」。あちこちで見かけるわりに 「アヤメ」に比べ不思議に日陰の花のイメージです。
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坂東札所9番で有名な「慈光寺」です。
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春の暖かさと明るさと相俟って、何とも長閑な山寺の風情でした。
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「慈光寺観音堂」です。重厚な造りに圧倒されました。
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一際鮮やかなこの木。「枝垂桜」ではなく「ハナカイドウ」かも。
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関東最古の禅道場として知られる臨済宗のお寺「霊山院(りょうぜんいん)」です。
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「ニリンソウ」を見つけました。
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「八重桜」のピンクと緑のコントラストが余りにも綺麗だったので。
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「キケマン」の花です。
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いつしか皆さんバラバラに。ぽつねんと一人里を下ります。
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田舎の郵便局はどこも味がありますね。
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「とき庵」という大きなお蕎麦屋さん。ここが休憩ポイントでトン汁が振舞われます。
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無料券を渡して、はいどうぞ。
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私はトン汁+おにぎり2個で早めの昼食です。
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お世話になった地元スタッフの記念写真を。
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澄み切った青空に巨大な鯉のぼりが泳いでいました。
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「都幾川」の流れはとても澄んで綺麗でした。
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もう登りは無いと思っていたのが甘かったです。
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「ツツジ」は数多く見かけましたが、撮ったのはこの1枚だけです。
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「キンシバイ」のような気がしますが時期的に。
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ここでも山を切り開く工事が。人間のエゴによって里山の運命が決まるのは寂しい限りです。
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ここには「ムラサキケマン」の花が。
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「明覚駅」が見えてきました。スタートしてから丁度4時間後です。
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昔懐かしいホームの風情です。
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八高線下り電車「高崎」行きが入ってきました。

 こんな素晴らしいコースがあったことに感激して帰路に付きました。今日はJR東日本主催の駅からハイキング、題して「長閑(のどか)の里八高線『木のむら都幾川 シャガの花と都幾山ハイキング』」です。

 JR八高線「明覚駅」に降り立ったのが7時39分です。駅前は春の明るい日差しに溢れ、周りの山々も鮮やかな緑に萌えています。駅舎は「関東の駅百選」にも選ばれた山小屋風の造りで、駅前も清掃が行き届き清潔感溢れる静かな町並みです。

 今年度初めてのJR東日本さんのイベント参加ですが、従来のペーパーベースでの受付からQRコード方式に変更されたため、極めてスムースに受付は終了しました。

 受付を済ませると、「都幾山」目指してそれぞれが歩みを進めます。今回は鉄道事業者系ハイキングには珍しく通常の約2倍の16キロの距離があります。道は平坦な舗装道路から小川沿いの土道に入って行きます。私は既に最初から半袖のTシャツにバンダナのスタイルですが、歩くにつれて汗が背中や額から流れ落ちてくるのが感じられます。周りの山々の色調の異なる鮮やかな若葉の色や色取り取りの花に足を止めてシャッターを切っているうちに、いつしか最後尾になってしまっていました。

 県道へ出ると1時間程度の舗装道路歩きとなります。舗装道路歩きは若干苦手な分野ですが、周りの風景が余りにも爽やかなのでそれ程辛くは感じません。それよりも感心したのが、道すがら出会う小中学生が全員例外なくあちらから「おはようございます」と挨拶をしてくるのです。これは学校の教育方針かと感心していましたが、出会う大人たちまで「おはようございます」と挨拶をしてくるに及んでは、これは「都幾川村」(行政)と地域住民との関係が信頼感で結ばれている証拠だと、改めて感心してしまったものです。こちらも一体何度挨拶を返したことでしょう。

 爽やかな気分で歩くこと1時間半。道は「都幾山」への山道に入っていきます。左程傾斜はきつくありませんが、それでもたっぷりの汗を滴らせて「慈光寺」への参道を上ります。その「慈光寺」への参道がいわゆる「シャガ」の群生地となっています。恐らく自生なのでしょう、数え切れないくらいの「シャガ」が参道の両脇に密生しているのです。

 「シャガ」は印象が比較的地味なため、園芸的には日陰地の下草などとして利用されているにすぎないのですが、しかし、次々に開花すること、常緑であることなど、花材としては非常に重宝な存在なので、花のない時期にも葉物花材として良く利用されているそうです。

 坂東札所9番の「慈光寺」は、およそ1300年前に僧慈訓(じくん)が千手観音を祀った天台宗の古刹で、国宝も所蔵されており、ここにこんなに立派なお寺がと思うほどの佇まいです。「観音堂」もとても大きくがっしりした重厚な造りで年輪を重ねた風格が感じられました。

 道はさらに「慈光寺」の裏手から上りの山道が続き、関東最古の禅道場として知られる臨済宗の古刹「霊山院(りょうぜんいん)」へと向かいます。鬱蒼とした山道を抜けると急に周りが開け、もし天国があるとすれば正にこんな所ではないかと思われるような、花が咲き乱れ、鳥がさえずり、静かに時が流れている、そんな異次元の世界でした。

 ここが丁度コースの最高点で、後は下るだけになります。山里の家々に咲く花や里山の斜面を埋める花たちを愛でつつ舗装道路を下ること40分で休憩ポイントの「建具会館」に到着します。ここ「都幾川村」は、古来から良質の木材の産地で、歴史と伝統ある地場産業により栄えてきた木工建具の里として有名です。「慈光寺」の建立に参加した全国の工匠が「慈光寺」の完工後、この地に土着し技術を伝えたのが産地の始まりと言われています。

 「建具会館」の近くの「やすらぎの家」という施設の中庭では参加者に無料の「トン汁」が振舞われ、下山した参加者はそれぞれ「トン汁」に舌鼓を打ちながら暫しの休息を取っていました。私もここで暫し休息を取り、「トン汁」と持参のお握りで早めの昼食としたのでした。

 さあ、後は駅を目指して約90分の長距離ウォーキングのスタートです。時計を見るとスタートから2時間半経過した10時半です。復路は往路と若干コースが重複する部分もあり、歩みを進めるうちに後から遅くスタートした往路の方々と出会います。若干の先達感を感じつつも復路は途中から別ルートに分岐し、コースは若干のアップダウンを繰り返しながら「明覚駅」に向かって行きます。いい加減筋肉に疲労が溜まってきて脚に違和感を感じ始めた頃、やっとの思いで「明覚駅」にゴールしたのでした。時計を見ると丁度12時です。今日のスタートは何時もより早い8時でしたから、丁度4時間のウォーキングと相成ったのでした。長丁場の歩きと山登りの連続で、久しぶりに脹脛に痙攣が走りましたが、痛みが心地よく感じられるのはそれだけ心が満足している証拠なのでしょうか。

 「武蔵嵐山」「小川町」等、埼玉県比企郡はハイキングコースの宝庫ですが、ここ「明覚駅」周辺にも風光明媚な心癒されるコースがあることが初めて体験できました。今後、私のお気に入りのコースの一つに入れることにしたいと思っています。

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