巾着田のコスモスと清流・高麗川を訪ねる
年月日 2005/10/15(土)
天候 曇りのち小雨のち晴れ
場所 西武秩父線高麗駅
ルート 高麗駅→(15分)→巾着田→(15分)→あいあい橋→(20分)→高麗神社→(40分)→長澤酒造→(30分)→弓削田醤油→(60分)→武州長瀬駅                                   歩行距離12`、所要時間3時間00分(休憩時間含まず)
その他 巾着田一面のコスモス畑を抜け、清流・高麗川に沿いながら、武蔵野の歴史とものづくりを訪ねるウォーキングです。終始ほぼ平坦な山里を歩きますが、疲れが出てきた終盤の里山を歩きのアップダウンは案外堪えます。

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スライドショウの開始
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巨大なトーテムポールの下ではスタッフがミーティング中でした。
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駅そばの売店で駅そばを。タヌキそば320円でした。
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受付テントの後方には長蛇の列が。
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「巾着田」を目指して歩きます。目の前には「日和田山」が。
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高麗川の河原を「巾着田」目指して歩きます。
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「巾着田」です。もうどこにも「曼珠沙華」の姿は見られません。
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コスモスの群生です。10月上旬までがピークらしいのですが。
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水車小屋を背景に。
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黄色のコスモスの群生もありました。
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「巾着田」の中には「West Country」と言うミニ牧場もあります。
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「あいあい橋」からの「高麗川」です。とても涼やかな流れで、カワセミが生息しています。
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「高麗神社」です。長い参道が続いています。
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「高麗神社」本殿です。かなり重厚な造りです。
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本殿下の休憩所で一休みする方々です。
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「高麗家住宅」です。高麗神社の神職である高麗家の住居跡らしいです。
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「カワセミ街道」を歩きます。強い日差しも無く、気持ちの良いウォーキングです。
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割れた栗の実を「笑栗(えみぐり)」と言います。
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この時期まだ硬そうなこの柿は、一体何と言う柿でしょうか。
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「高麗川」と「サギ」。
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長澤酒造の試飲コーナーです。かなり美味しかったです。後ろ髪を引かれましたが。
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「花梨(かりん)」の実もあちらこちらに。
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弓削田(ゆげた)醤油の駐車場には参加者をターゲットに売店が。
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やきとり「ひびき」さんで「味噌だれ焼き豚」を1本食しました。
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醤油ソフトクリーム(280円)です。案外いけましたよ。
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弓削田醤油の工場です。
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栗林の中を歩きます。
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再び「高麗川」にぶつかり、城山橋を渡ると、コースは後半に差し掛かります。
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ここからダラダラと長い上り坂が続きます。
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住宅地の中の上り坂です。日も射して暑くなって来ました。
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ゴール受付です。ポイントカードにスタンプを押してもらうのを忘れてました。勿体無い。
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ゴールの「武州長瀬駅」です。初めて訪れた駅です。
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駅そばの民家には人懐っこいネコちゃんが。

 週末になると天気が悪いようです。先週と同様、雨中のウォーキングを覚悟していましたが、目を覚ますとどうにか天気は持ち堪えているようです。今日は東武鉄道と西武鉄道のジョイントウォーク「巾着田のコスモスと清流・高麗川を訪ねる」に参加してみました。

 久しぶりに降り立った西武秩父線「高麗(こま)駅」は半袖のTシャツ姿では若干涼しく感じられる気温です。雨雲は低く垂れ込めているものの明るい曇天で、どうにか終盤まで持ち堪えてくれそうです。

 ところで、「高麗駅」前には「天下大将軍」と「地下女将軍」と彫られた赤い大きなトーテムポールが建っています。このようなポールは韓国でよく見みられるそうで、「災厄防除」「悪魔退治」「家内安全」を祈願するためのものらしいのです。実は、この「高麗」は韓国の「高麗」と関係があるそうで、昔、韓国の任那(みまな)国が唐・新羅連合軍に敗れ去り、その敗軍の一部の人が海を渡って日本に亡命してきた際、大和朝廷の配慮で当時の武蔵国に住むことが許されて現在に至っているらしいのです。それにしても「地下女将軍」の意味がどうしても分りません。

 さて、話を元に戻しますが、そうこうするうちにスタート時間の9時前にはかなりの数の参加者が駅前に長蛇の列を成し始めたので、主催者の合図で15分早めのスタートが切られました。

 コースは至って平坦で、1ヶ月前までは雄に100万本といわれる「曼珠沙華(彼岸花)」の群生を見物する観光客で賑わっていた「巾着田(きんちゃくだ)」へと向かいます。直径約500メートル、面積約17ヘクタールの「巾着田」はもう訪れる人も少なく、あの華麗な「曼珠沙華」の花も既に朽ち果てており、「沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理(ことわり)をあらはす」の平家物語の一節を思い出します。その代わりに秋の定番「コスモス」の群生が美しさを競っていましたが、主催者によるとこれも10月上旬が終焉の時期とか。だんだん寂しくなっていく「巾着田」でした。

 「巾着田」を一巡りし「あいあい橋」を渡るとコースは「高麗神社」への舗装道路歩きとなります。「高麗神社」は、この地の初代首長に就いた高句麗王族の血を引く高麗王「若光(じゃっこう)」の徳を偲び、その霊を祭って建立された神社だそうで、現在も出世明神、開運の神として信仰されているそうです。丁度ここでスタートしてからほぼ1時間が経過しました。噴出す汗を拭い、煙草に火を付けると暫しの休息タイムとしました。

 「高麗神社」脇の「高麗家住宅」を左手に見て再び腰を上げます。コースは「高麗川」の流れに沿って「カワセミ街道」を歩きます。日差しの無いウォーキングは汗こそ掻くものの、強烈な太陽の日差しが無い分、気持ちのよいウォーキングです。

 コースは「カワセミ街道」を右に折れ小さな木の橋を渡ると山里の民家の脇を歩く穏やかな道に入っていきます。コース中どの道すがらでも柿の木や栗の木は数多く見られるのですが、これもやはり最盛期を過ぎてしまっているようで、弾けるようなたわわな感じがここにももうありません。

 「高麗神社」から40分ほど歩くと、1844年創業の造り酒屋「長澤酒造」に着きます。酒蔵見学こそ出来ませんが、酒蔵前には試飲コーナーが設けられ参加者にふるまい酒です。まさかウォーキング中に深酒をするわけにもいかないので、ぐい飲みにチョッと頂いただけで再びコースに戻ります。

 更に山里を30分ほど歩くと、大正12年創業の「弓削田(ゆげた)醤油」に着きます。かなりこだわりのある工場らしく、ベートーベンの交響曲第5番「運命」をもろみに聞かせて作った醤油「ジャジャジャ醤(じゃん)」や、さしみ醤油で味付けした「醤油ソフトクリーム」など、ユニークな商品が並んでいます。私は記念品として100mlのミニボトル醤油を頂きましたが、只で帰るのも悪いので「醤油ソフト」なるものを賞味してみました。なるほど、余り醤油の味はしませんが、ほんのりとあの香ばしい香りがしてなかなか面白いソフトクリームでした。

 「弓削田醤油」で15分ほど休憩し再びコースに戻ります。「高麗川」に架かる「城山橋」を渡るとゴールの東武鉄道「武州長瀬駅」に向かうコースとなります。疲れが溜まった終盤に来て本コース初めての上り坂が出現します。傾斜は左程でも無いのですが、長い上りが延々と1時間も続きます。周りの風景もいつしか山里を離れ新興住宅地の中を歩くようになり、変化が無く味気なく面白くありません。おまけに天気もいつしか回復し、舗装道路からの照り返しもきつくなって汗が噴出します。難儀しつつも一山を越え、やっとのことで「武州長瀬駅」に着いたのが丁度12時でした。一休みして即電車に飛び乗ります。東武線の上りはかなり混む事を知っていたので、一旦「坂戸駅」へ出、そこから逆方向の「森林公園駅」へ戻り、空いている電車を待って座って「池袋」を目指したのでした。

 今回のコースは「巾着田」や「高麗川」を除けば余り風光明媚な地域でもなく、普通の山里の生活を感じながら歩く「のんびり体感コース」といったところでしょうか。しかし、普通ではなかなかお目にかかれない「ものづくり」を見学できただけでも、勉強になる「社会科見学コース」と言っても過言ではないようです。その証拠に「弓削田醤油」の壁面には社会科見学に訪れた小学生からの御礼の手紙がベタベタ貼り付けてありました。

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