足和田山、三湖台、紅葉台トレッキング
年月日 2005/12/17(土)
天候 晴れ
場所 山梨県南都留郡富士河口湖町
ルート 羽根子山登山口→(20分)→天神社→(70分)→足和田山(五湖台)→(50分)→三湖台→(15分)→紅葉台→(20分)→紅葉台入口バス停→(30分)→道の駅なるさわ                                    歩行距離9`、所要時間3時間30分(休憩時間含まず)
その他 一本木バス停から登るのが一般的なこのコースですが、直登気味の一本木よりも羽根子の方が傾斜はやや緩い方だと思われます。足和田山まで展望の利かないアップダウンの道が続きますから飽きないよう楽しみながら歩いてください。三湖台は足早に通り過ぎるのは勿体無いです。山頂は広いですから、自然の風景と対話しながら是非お弁当でも開いてみてください。紅葉台のレストハウスのレストランで食事をしながら眺めるのも良いかも知れません。

詳細地図はこちらから(国土地理院地図閲覧サービス提供)


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スライドショウの開始
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7時10分発高速バスの車内です。周りは女子高生、女子大生がいっぱいです。
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車窓からの富士山です。もしかしたらこれが一番綺麗に撮れた富士山かも。
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河口湖駅です。改修中です。以前の駅は関東の駅百選に選ばれていますので、骨組みは残されるそうです。
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羽根子山登山口です。
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それなりの汗は掻きますが、まだまだ穏やかな山道です。
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羽根子山から足和田山方向に向かいます。右下に河口湖が見えます。
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樹木の切れ間から足和田村方面が見渡せます。右から毛無山、十二ヶ岳、鬼ヶ岳も見えます。
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突然立派な社殿が。天神社の社だそうです。
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急勾配には見えませんが、張られたロープでそう思えるのでは。
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一本木から登ってきた東海自然歩道がここで合流します。
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樹木が繁茂して眺望には恵まれませんが、木々の間からあの三つ峠山が。
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高度が上がるに連れまだ雪が残っています。アイスバーンになっていないので、まだアイゼンの出番はありません。
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さあ五湖台です。冬枯れの木々の間から辛うじて御坂山塊が見えます。
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五湖台からの富士山です。雲が出始めました。
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光の加減でシルエットになってしまっています。
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さあ三湖台に急ぎましょう。
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ここの斜面はびっしりと雪が付着していました。
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三湖台です。標高1202b。360度のパノラマが楽しめます。
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さあ三湖台です。丁度お昼時。幻想的な富士山はこの時間じゃ見れませんね。
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三湖台は広大な山頂を有しています。十二ヶ岳と鬼ヶ岳のピークが見えます。
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御坂山塊はここから見るのが一番綺麗です。下の湖は西湖です。
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望遠で精進湖を狙ってみました。遥か彼方に霞んでる山は間ノ岳、農鳥岳でしょうか。
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三湖台でハンググライダーをやってる方がいました。
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ピタリと静止して動きません。風がないから?、それとも技術?。
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西湖の西端根場地区を狙ってみました。山容が異様ですね。
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青木ヶ原樹海です。迷い込んだら最後ですね。
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逆光で余りパッとしませんね。
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望遠で狙ってみました。余り積雪は多くないように思えます。
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紅葉台の展望レストハウスです。展望台に上る人は見かけましたが、1階のレストランは閑古鳥が鳴いていました。
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展望台からの富士とその裾野です。午前中だったらもっと綺麗だったかも。
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右側に目をやると手前に龍ヶ岳、後ろに雨ヶ岳、大見岳、毛無山が望まれます。
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さあ、帰りは氷穴、風穴は見ずに真っ直ぐ国道139号線に出ます。
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舗装道路を30分位歩くと道の駅なるさわが。
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スタートが9時半でしたから丁度4時間でゴールしました。
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道の駅なるさわです。手前は物産館になっていて、地域の特産品が即売されています。
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今日の昼食。天玉そば(400円)、焼きおにぎり(300円)でした。
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道の駅なるさわからも正面に富士山が見えます。
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大分日も傾き、手前にも日が当たりだしました。
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不尽(ふじ)の名水です。こんなに大量に持ち帰る方も。
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河口湖駅に戻り反省会中。今回は車中では飲みませんでした。

 第一級の寒波が襲来するという天気予報のため、上にはダウンジャケット、厚手のフリース、毛糸の帽子、手袋を。パンツの下にはロングタイプのCW-X、おまけにスパッツまで付けて完全武装で出かけることにしました。もちろんアイゼンも忘れずにです。

 鉄道会社のイベントウォークが年内はほぼ終了してしまいましたが、私は逸る山登りへの想いを止めることが出来ず、空気の澄んだこの時期だからこそ、くっきりとその姿を眺められる富士山を愛でるトレッキングを企画してみました。

 高速バスは7時10分に新宿を出発します。休暇を富士急ハイランドで過す若者達でしょうか、バスはさながら彼ら彼女らに占拠され完全な満席状態です。私は疲れから大半を寝て過しましたが、それにしても圧倒されるような若者のエネルギーです。いや、ただ煩かっただけなのですがね。案の定富士急ハイランドでほぼ若者全員が降車し、終点まで暫しの静寂が訪れました。

 高速バスは8時55分に河口湖駅に到着します。最低気温−10℃、最高気温4℃の天気予報の予測とはとても思えない暖かさ(寒さ?)で、フリース1枚で十分歩ける雰囲気です。この時期、富士五湖を巡る路線バスの運行は冬季運休が多く、登山口までの足が無いのでタクシーで駆けつけることにします。スタート地点はタクシー料金1320円の「羽根子山」登山口です。

 登山道はさほど勾配はきつくありませんが、初めての山なのでペースが掴めません。積雪もほとんど無く、持ってきたアイゼンがザックの中で暇を持て余しています。案の定ダウンジャケットもいつしか邪魔になり始め、フリース1枚で歩くことにします。昭文社の50000分の1「山と高原地図」上では詳細な地形まで読み取れない為、左程の高低差も無いと信じ楽勝かと高を括っていましたが、どうしてどうしてこの後はかなりの高低差のある急勾配のアップダウンが待ち構えていました。

 まずは「足和田山」(五湖台)を目指します。アップダウンを繰り返しながら徐々に高度を上げていきます。時には山肌にへばりつくような急な登りも表れ難儀します。この登山道は左右が樹林帯となっていて、周りは全く見渡せません。辛うじて葉を落とした樹木越しに「河口湖」や「鬼ヶ岳」「十二ヶ岳」が時折眺められるだけです。頂上に近づくに連れ積雪がやや多くなってきますが、アイゼンを装着するほどではありません。腰に疲労を感じつつ、やっとのことで到着した頂上は、樹木越しに富士山が僅か顔を覗かせてくれてるだけで、何ゆえ「五湖台」と呼ばれているのか分りません。きっと昔は樹木が少なく、富士五湖が見渡せたのかも知れませんね。ここいらからダウンジャケットを再び羽織ります。汗を掻いているけど仕方ありません。寒くなってきました。

 「足和田山」を過ぎると、時折急な登りもありますが、大半は下り道となり、土が抉られた歩幅の合わない丸太の階段を注意深く「三湖台」に向かいます。ところが、ここで失敗をやらかしてしまいました。登山道とほぼ平行して育林・伐採のための営林署の林道が敷設されています。この林道の方が登山道よりも傾斜が緩やかなため、スケベ心で楽な林道を歩いてしまいました。気が付くと「三湖台」を通り越して「紅葉台」の表示板が目の前に。慌てて踵を返し「三湖台」に戻りましたがここで30分のタイムロス。疲れた体に追い討ちをかけるUターンはいやはや辛いものでした。

 「三湖台」は「五湖台」とは異なり、開けた広大な山頂を有しており、その名前のとおり、「西湖」「本楢湖」「精進湖」と青木ヶ原樹海や御坂山魂の山々が壮大なスケールで見渡せます。ところが富士山が綺麗ではありません。時は丁度12時です。冬の真昼の太陽が南側から富士山を照らしているため、「三湖台」側から見ると丁度影になってしまい、赤富士ならぬ黒富士となってしまっています。始発で新宿を出てもここに到着するのはどうしてもお昼時になってしまいます。朝ぼらけ夕まずめの幻想的な富士を眺めるなら、前泊又は当日泊する等した綿密な撮影計画が必要なようです。

 「三湖台」からやや下ると「紅葉台」があります。ここには展望レストハウスがあり、150円でその屋上から雄大な富士と広大な裾野の広がりを眺めることができます。先程の「三湖台」が御坂山塊のビューポイントとすれば、「紅葉台」は富士山のビューポイントと言って過言ではないでしょう。それにしても今回は思ったような勇壮な富士の姿が捉えられなくてチョッと残念です。場所を変え日を変え、そして時間を変えて再度チャレンジすることにし、ここで撮影を終了して下山に転じることにします。

 さあ、後は下るだけです。下山路はたくさんありますが、今回はこのまま「紅葉台入口」バス停まで下り、国道139号線を歩いて「道の駅なるさわ」をゴールにすることにします。「道の駅なるさわ」では天ぷらそばで昼食を済ませますが、帰りの路線バスがありません。朝のタクシー会社に配車をお願いし、3000円は痛い出費でしたが、再び河口湖駅に14時30分頃帰り着いたのでした。

 帰りの高速バスは15時59分です。まだまだ時間があるので駅前の喫茶店に入り、店員と私だけの雰囲気に居心地の悪さを感じつつ一人ぽつねんと反省会を開いていました。オフシーズンの閑古鳥の鳴くお店でのお酒って侘しいものですね。外に出ると日の陰った河口湖駅前は北風が吹き荒び猛烈な寒さに襲われていました。

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