年月日 2006/02/04(土) 天候 晴れ 場所 埼玉県秩父郡長瀞町 ルート 長瀞駅→(60分)→宝登山→(60分)→長瀞駅 歩行距離9`、所要時間2時間00分(休憩時間含まず) その他 長瀞駅から真っ直ぐ伸びている宝登山神社参道を直登すれば、ほぼ1時間で迷うことなく山頂に到着します。神社から頂上まではつづれ折の山道でチョッと体力を要しますが、標高差350bを頑張って登りきりましょう。
二十四節気の立春の日の今日は、春とは名ばかりで、日本列島には寒気団が南下し東京も猛烈な寒さに襲われています。何時に無く本格的に厚着をして出かけたのは、秩父鉄道とJR東日本の合同開催のイベント「秩父路長瀞宝登山蝋梅(ちちぶじながとろほどさんろうばい)ハイキング」です。
西武池袋駅6時50分発の西武特急「ちちぶ5号」の車窓からは雲ひとつ無く晴れ渡った青空が見渡せ、遥か彼方にはくっきりと雪を頂いた霊峰富士が姿を見せてくれています。しかし、私の心は曇っていたのです。何故なら、前夜フル充電したばかりのカメラのバッテリーの残量が、いつの間にか残り一目盛りになってしまっていたのです。点けっ放しにすると2分で自動的に電源が切れるオートパワーオフ機能が壊れたのでしょうか。原因究明は後回しにしても、どうやって今日の山歩きの記録を撮るか頭を悩ませます。最悪、携帯電話のカメラで記録するしかありません。
重い気分で降り立った秩父鉄道「長瀞(ながとろ)駅」は、氷点下5度の予想とは裏腹に風は冷たいものの燦々と日が射して左程寒くありません。受付を済ませると早速コースに飛び出しますが、思うように風景を撮ることもままならず、バッテリーを気にしながらの山歩きになります。
コースは至って単調で、駅から一直線に「宝登山(ほどさん)神社」の参道を進めば難なく今日のポイント「蝋梅園(ろうばいえん)」に辿り着くことができます。しかし、宝登山神社を過ぎる頃からやや勾配のあるつづれ折の山道となり、案外手こずりながら標高差350余bの頂上を目指すことになります。もちろん厚着の判断の誤りを後悔しながら。
長瀞駅からほぼ休むことなく汗を滴らせて1時間ほど山道を登ると「宝登山蝋梅園」に到着します。今年の冬の厳しい寒さの影響でしょうか、まだ蕾の状態の花も多く約4割方の開花状況といったところのようです。花の少ないこの季節に直径2aほどの黄色い可愛らしい花を咲かせ、寒々しい空気を一新するような上品な甘い香りを漂わせて我々を迎えてくれています。この蝋梅は花の色や質感が蜜蝋に似ていて、開花時期が梅と同じ頃であるといったことから蝋梅と呼ばれるようになったと言われています。
残り一目盛りのバッテリーの残量のため、撮影する毎に電源をオフにしながら蝋梅を撮り続けます。それほど広い園内ではありませんが、花を求めて30分ほど徘徊したでしょうか、それでも心配するほどにバッテリー残量も減らず、取り敢えずは目的の花を撮影できてホッと一息です。
蝋梅を除けば後は見るべきものも無いこの季節の宝登山ですから早速下山に転じます。帰りはショートカットを使ってのんびりと1時間ほど費やして長瀞駅まで戻ります。今回は何ともあっけない短時間の山歩きと相成りましたが、長瀞周辺には宝登山から野上峠を越えて秩父鉄道「野上駅」に下りるコースや野上駅から葉原峠を越えて秩父鉄道「波久礼駅」に下りるコースなどもあり、イベント以外で今後チャレンジしてみたいところです。
帰りは「長瀞駅」から「御花畑駅」に戻り、そこから歩いて数分の西武鉄道「西武秩父駅」で14時25分発の特急「ちちぶ28号」を予約すると、定番の一人反省会をやるべく駅構内のレストランへ向かいます。二合徳利とつまみの定番モツ煮込みで45分ほど冷えた体を温めた後電車に乗り込み早々に池袋を目指したのでした。
今回の反省点は何と言っても事前の確認の大切さでしょう。何事でも慣れてくると注意力が疎かになるものです。今回のバッテリーの問題も出発前に再チェックさえやっておけば何かしら手は打てた筈ですが残念でなりません。それにしても残り一目盛りでも案外シャッターが切れることが分り、こうやって画像の編集をやりつつ改めてバッテリー君の頑張りに感謝しています。ところで、案外酷使しているこのカメラ、修理に出す必要があるか否か今悩んでいるところです(^^;)。
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