今度こそ本当の座禅草鑑賞ハイキング
年月日 2006/03/19(日)
天候 曇り時々晴れ
場所 埼玉県秩父市横瀬町松枝
ルート 西武秩父駅→(バス40分)→松枝→(10分)→座禅草自生地→(30分)→正丸トンネル→(60分)→芦ヶ久保駅                                   歩行距離(復路5.0`、所要時間1時間30分(休憩時間含まず)
その他 バスの本数が極端に少ないので注意してください。自家用車で出かける方は駐車場もありませんので併せて注意が必要です。座禅草鑑賞と正丸峠ハイキングを組み合わせれば効率的な一日が過せるかも知れません。

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スライドショウの開始
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西武観光バス「松枝」行きを待っています。
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地方の路線バスはどれに乗って良いか迷いますね。
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乗っているのは私一人だけ。何だか運転手さんに悪い気がします。
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車窓からの武甲山です。
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松枝に着きました。それにしても次のバスが14時20分とは。
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バス停の周りは一軒の民家のほかは何もありません。
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座禅草の自生地です。個人所有の土地ですから失礼して入らせていただきます。
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さほど広い斜面ではありませんが、数百株の座禅草が咲いていました。
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篤志家の手に委ねないと自然が守れない時代は寂しいですね。
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座禅草です。僧が座禅をする姿に見えますか?。
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花は茶色の大きな仏焔苞(ぶつえんほう)の中にあります。
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水芭蕉とセットになって良く紹介されますが、座禅草は水の中にはありません。
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早春2月から3月にかけて花が開きます。滋賀県辺りが自生地の南限との事です。
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米国ではスカンクキャベジとよばれています。
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小動物がこの果実を食べ、種を一緒に飲み込んで糞と一緒にばら撒かれることで増えて行くのだそうです。
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人が種を取って蒔いても殆ど発芽しないとのことです。
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座禅草は雪がまだ残っているような寒い時期に咲くので、花を寒さから守るために発熱するということです。
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熱を発するのは褐色の仏炎苞(ぶつえんほう)の中にある花茎だそうで、30℃にもなるそうです。
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水芭蕉には白いスカーフをまとった貴婦人のような気品がありますが、座禅草は茶色い風呂敷を被った修行僧といったところでしょうか。
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達磨草のほかに、葉が牛の舌に似ていることから「ウシノミミ」「ベコノシタ」とも呼ばれています。
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座禅草が発熱する理由については、その温度と匂いで昆虫を誘い寄せ、受粉率を高めるためだそうです。
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座禅草は水芭蕉と同じサトイモ科の植物なので、成長すると葉の直径が60cmにもなり、早春見た花のイメージと変わってしまいます。
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花言葉は「沈黙の愛」 なのだそうです。
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福寿草が道端に。
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フキノトウです。もうかなり開いてしまっていますね。
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さあバスも無いのでウォーキングで下ります。
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先はまだまだ長そうです。
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オウバイの花です。
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スミレですが、種類は余りに多すぎて良く分かりません(^^;)。
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同じく(^^;)。
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さあ秩父方面へ左折しましょう。
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正丸トンネルを右に見て左折します。
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国道299号線に出ました。芦ヶ久保駅はまだまだです。
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これも道端の福寿草。
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オオイヌノフグリです。
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分りました。クロッカスの花のようです。
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途中で猿の群れに出会いました。道路を横断できずに一匹取り残されています。
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車が途切れるのを待ってダッシュして走り去りました。
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アカバナマンサクでしょうか。
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ネコヤナギでした。
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源寿院の観音様が見えてくると芦ヶ久保駅ももうすぐです。
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やっと着きました。90分のウォーキングでした。
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再び西武秩父駅に戻ってきました。武甲山がくっきりと。
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まずは餃子とチューハイで。この後プラス2杯とプラス2品でした(^^;)。

 天気予報では今日の明け方にかけて強い雨と風の予報が出ています。そのため今日の山歩きは中止する予定でしたが、目を覚ましてみるとどうにか空模様は持ち堪えているようです。それではと、あたふたと身支度を整えて取り敢えず秩父方面に出かけることにします。

 6時50分発の定番電車に池袋から乗り込みます。西武池袋線飯能駅を過ぎる頃から少しずつ青空が覗き始め、西武秩父駅に着く頃には風がやや強く暖かくはありませんが明るい日差しが射しています。

 ところで、行き当たりばったりで出てきてしまい何処に行くか決めていませんでした。今日は10時から秩父鉄道の札所巡りのイベントも予定されていますが余り食指が動きません。ましてやあたふたと出かけてきてしまったので近辺の山の情報も掴んでいません。駅前でいろいろと考えを巡らし、時期が早すぎて失敗した去る2/11の武州日野駅からの座禅草鑑賞ハイキングのリベンジとして、横瀬町松枝地区の座禅草を見に行くことに決めます。

 西武秩父駅8時30分発松枝行きの西武観光バスに乗り込みます。運転手さんには悪いですが乗客は私一人だけです。西武秩父線を飯能方面に戻るような形でバスは横瀬、芦ヶ久保を経由し正丸トンネルの手前で右折し奥深い山里に入っていきます。西武秩父駅から彼此40分ほどでしょうか、鄙びた山村の松枝に到着します。座禅草を愛でる前に早速帰りのバスの時間をバス停の時刻表で確認しますが、何んと一番早い帰りのバスは5時間後の14時20分発なのです。余りのローカルさに開いた口が塞がりません。対応策は後で考えることとし、複雑な気持ちで取り敢えずは座禅草の自生地を目指します。

 座禅草の自生地はバス停から歩くこと10分の横瀬川の支流に沿った鬱蒼と杉の木が茂った薄暗い東斜面にあります。左程広くない自生地ですが、それでも数百株の座禅草が木漏れ日の中に咲き揃っています、いや鎮座していると言った方が相応しいかも知れません。座禅草は褐色のチョッと毒々しい色をしていて余り清楚な美しさは感じられません。おまけに有毒で悪臭さえ漂わせると言われています。別名達磨草とも言われ、僧が座禅している姿に似ていることから付いた名前で、色は全く異なりますがミズバショウと同じ仲間だそうです。姿かたちから損をしている山野草かも知れませんが、厳寒の秩父の冬をじっと耐えて素朴に力強く生き抜いている姿は健気と言うほかはありません。

 彼此30分程度カメラを向けた後、座禅草の自生地を後にしますが、この後どうするか悩みます。まだ時間が早いので周辺の山登りをと考えましたが、如何せん事前の下調べをしていなかったので登山口が分りません。後で分ったことですが、この近くには正丸峠に登る登山口があったらしいのです。そんな事とも露知らず、やむなく帰路に付くことにしますが、バスの時間までまだ4時間もあります。仕方なく最寄りの芦ヶ久保駅まで自前の足を使ってウォーキングで帰ることにします。バスでここまで来た往路の長さを考えるとチョッと辛い歩きになりそうです。しかし気を取り直して、それからは道端の草花と対話をしつつ、幹線道路の排気ガスと戦いながら黙々と90分のウォーキングで芦ヶ久保駅まで戻ったのでした。

 時間はまだ11時過ぎですが一旦芦ヶ久保駅から西武秩父駅に戻り昼食にします。何気なく入ったラーメン店の料理の種類の豊富さと美味しさに舌鼓を打ちながら、テレビのWBC(日本対韓国戦)観戦に熱中してついつい長居をして飲みすぎてしまいました。14時25分発のちちぶ28号の中で珍しく最初から爆睡してしまった不肖私でした(^^;)。

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