カタクリとアズマイチゲ観賞ウォーキング
年月日 2006/03/25(土)
天候 晴れ
場所 埼玉県秩父市長瀞町岩田
ルート 長瀞駅→(30分)→高砂橋→(50分)→カタクリの郷→(15分)→樋口駅                                   歩行距離(往路6.0`、所要時間1時間30分(休憩時間含まず)
その他 秩父鉄道樋口駅から歩けば15分と短時間で訪れることができますが、今回は長瀞駅から約1時間半のウォーキングで訪れてみました。現地に着くまで全く案内板がありませんから事前に地図を用意しておくことをお勧めします。

詳細地図はこちらから(長瀞町観光協会提供)


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スライドショウの開始
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天ぷら蕎麦で朝食です。是非一度お召し上がりください。
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のんびりしてて、何ともいい感じです。
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のどかな秩父鉄道の車内です。
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長瀞駅に着きました。
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桜のトンネルなんてまだまだ。桜新道の現在です。
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専ら梅が満開でした。
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バックの紅梅は大半が朽ち始めていました。
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桜新道の桜の蕾の状況です。
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ハナダイコンの花です。
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長瀞総合博物館です。何を展示しているのでしょうか。
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長瀞総合博物館の桜はもう開花し始めていました。
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高砂橋です。荒川を横断して県道82号線に出ます。
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荒川の流れです。余り水量は多くなさそうです。
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春の定番、オオイヌノフグリです。
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白梅は至る所で満開を迎えていました。
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道すがら、大手桜なる桜が。
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大手桜です。普通のソメイヨシノとは種類が違うようです。
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ホトケノザです。葉が仏の蓮華座に似ていることからついた名前の雑草です。
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シバザクラの花です。
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白鳥神社です。祭神は菅原道真公です。
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ハクモクレンの花です。
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このお寺を目標に歩いてきました。道光寺です。
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道光寺は別名「尾花(ススキ)」の寺と呼ばれています。
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至る所に枯れ尾花が。
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そしてその目の前に目的の「カタクリの郷」が。
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この斜面がカタクリの自生地です。
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とてもとてもまだ大群生とはいきません。
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1割程度の開花状況でしょうか。
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遊歩道の直ぐ傍で咲いていて、踏まれないか心配です。
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ここからは暫しカタクリの可憐な姿をどうぞ。
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ここは中腹にある見晴台です。後1〜2週でカタクリの大群生が眺められることでしょう。
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再びカタクリの可憐な姿を。
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アオキの実のようですが。
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アズマイチゲです。一本の茎に一つの花を咲かせるので一華と呼ばれます。
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これもアズマイチゲです。
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カタクリの郷を後にします。
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フキノトウも何時しか花を付け始めました。
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こうなると、もう天ぷらにしても美味しくないのでしょうね。
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秩父鉄道樋口駅を目指します。
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寛保2年(1742)の洪水では現在の川床から24mの高さまで浸水したそうです。
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樋口駅までの町歩き。ひっそりして、どこかのんびりしていて好きな風情です。
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駅前にラッパズイセンが。
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樋口駅改札です。無人でした。
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ローカルな風情がいいですね。
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さあ次の電車は40分後。
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西武秩父駅に戻ってチョッとひっかけました。

 果たして咲いているか否か、今日はそろそろ開花し始めていると思われるカタクリの花を愛でに、一抹の不安を抱えながら秩父の地へ出かけてみることにしました。

 西武鉄道から御花畑駅で秩父鉄道に乗り換えると長瀞駅を目指します。長瀞も去る2月4日の蝋梅鑑賞ハイキングの際の厳しい寒さとは打って変わってすっかり春めいています。Tシャツの上に薄手のシャミースとウィンドブレーカーだけでも寒いとは感じません。

 秩父の地にはカタクリの自生地で有名な場所が数多くあります。秩父鉄道武州日野駅から行く「弟富士カタクリ園」、西武鉄道芦ヶ久保駅から行く「あしがくぼ山の花道」、秩父鉄道皆野駅から行く「白砂公園」などがそうです。それらを調べていくうちに、長瀞にも1万坪5万本のカタクリの大群生で関東一の規模を誇る「長瀞カタクリの郷」があることを知りました。

 秩父鉄道樋口駅から歩けば僅か15分程度の「長瀞カタクリの郷」ですが、それでは「歩きま専科」の精神に反します。ということで今日は2駅手前の長瀞駅から長距離を歩いて「長瀞かたくりの郷」を目指します。

 長瀞駅の裏手に回り、全長6`の長瀞ライン下りで有名な荒川を右手眼下に眺めながら北桜通りを北上します。日本さくら名所100選の一つで桜のトンネルで有名な北桜通りの桜は後1週間もたてば満開となるようですが、今はまだ固い蕾のままでむしろ梅の花が真っ盛りと咲いています。

 30分ほど北桜通りを歩き右折して荒川に架かる高砂橋を渡ります。結晶片岩の隆起と荒川の浸食が作った見事な景観が橋上から眺められ暫し立ち止まりカメラを向けます。高砂橋を渡り切ると車の往来の激しい県道82号線に出ます。地図上ではこの82号線を道なりに進めば「長瀞カタクリの郷」に着くはずです。しかし、その所在を示す案内板が道中一つとして無いのです。徐々に不安になり、住民の方に道を尋ねながら足を進め、やっとのことで教わった目印のお寺が目の前に現れホッとします。そしてその道光寺と称するお寺の前が「長瀞カタクリの郷」なのです。高砂橋から実に50分もの時間が経過していました。

 ブルーシート造りの簡素な受付で380円を支払い入園しますが、開花が遅れているから300円でいいよ、と受付の親父さんがまけてくれます。カタクリの郷は標高270b程度の個人所有と思われる名も無き山の中にあります。個人所有だからこそ、コストを下げるため案内表示板等の掲示を極力抑えていることがなるほどそれで理解できます。入園すると、確かに安くしてもらっただけあって、山の斜面を登りながら眺めるカタクリの花の付きは余り良くありません。それでもほとんどの株が既に蕾を付けていて、あと1〜2週もすればきっと所有者の言う関東一を誇る大群生になるものと思われます。

 カタクリはユリ科の球根性多年草で、日本各地に自生しますが、近年は著しく自生地は減少しているようです。その名が示す通り、昔は片栗粉の原料でしたが、やはり近年は生産量が少なく、ジャガイモのデンプンを片栗粉と称して使用しているのが現状です。カタクリの特性として、種が落ちてから開花までに7〜8年を要し、移植はほとんど困難と言われています。花の開花はその年の気候によって左右されますが、曇った寒い日や雨の日には開花しません。また多少曇っていても暖かい日なら咲くという、何ともデリケートな花なのです。

 開花しているカタクリの花は相も変わらず妖艶な姿です。何時逢っても恥ずかしそうにうつむいているため、正面からその素顔はなかなか見ることができません。先日の節分草の時と同様、衣類の汚れも気にせず、寝そべって下から煽って撮りますが、それでもやっと横顔が覗けるだけです。貴婦人の神秘的な美しさは神秘のまま余り詮索せずそっとしておいてあげることにしましょう。

 彼此30分程度1年ぶりの逢瀬を楽しみました。帰りは最寄りの樋口駅から帰ることにします。1時間に1〜2本のローカル駅ですから彼此40分程度待たされますが、それでも午後1時ごろには再び西武秩父駅に戻ることができ、午後3時25分発の特急ちちぶ30号を予約して昼食にします。余った時間は暖かな日差しに包まれた駅頭のベンチで昼寝と決め込んだ私でした。

 さて、次回は芦ヶ久保駅から日向山に登る予定です。山の花道のカタクリ、アズマイチゲ、ヒトリシズカ、ニリンソウなどの山野草が荒んだ私の心を再び癒してくれることでしょう(^^;)。

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